4週間にわたる崩壊後、暗号資産(仮想通貨)市場の地合いにようやく若干上昇の兆しが見えてきた。暗号資産(仮想通貨)市場の地合い分析サービスを行うオメニクスによると、上位10つのコインにおける7日間の市場の地合いが先週の4.3/10ポイントから今週の4.55ポイントへ上昇した。
今週、上位10のコインのうち8つのコインで緑シグナルが点灯した。テザー (USDT) 及びビットコインキャッシュ(BCH)の2つのみが、この期間下落を示した。さらに重要なのは、1週間前に4つのコインがネガティブ圏だった一方、現在はニュートラル圏に戻っていることだ。加えて、5ポイント以上の3つのコイン、テザー、ビットコイン(BTC)、テゾス(XTZ)は現在、上位10位以内を占めている。
- 上位10コイン*の地合いの変化:
セントスコアの数値の説明:
・ 0から2.5ポイント:非常にネガティブ
・ 2から4ポイント:ややネガティブ圏
・ 4から6ポイント:ニュートラル(中立)圏
・ 6から7.5ポイント:ややポジティブ圏
・7.5から10ポイント:非常にポジティブ
今週勝利を収めている2つのコインは、ステラ(XLM) と イオス(EOS)であり、それぞれ15.3%、15.2%の上昇がみられた。
上位20のコインの中で最も良い結果となったコインであるテゾスは勝者でもあるが、その上昇率はたった1.8%であり、とはいえ現在12位となっているトロン(TRX) を上位10位から押し出し、11位のカルダノ(ADA)もまた抜いていることが分かる。
ステラ
- 最も高いポイント:ニュース6.2ポイント、ソーシャル5.1ポイント、
- 最も低いポイント:ファンダメンタルズで3.7ポイント、バズ2.9ポイント、テクニカル2.2ポイント
イオス
- 最も高いポイント:ニュース6.5ポイント
- 最も低いポイント:テクニカル3/10ポイント
テゾス
- 高いポイント:ニュース6.9ポイント、テクニカル6.7ポイント
- 低いポイント:ファンダメンタルズ3.4ポイント
この一週間における日毎のビットコインセントスコア変化
SAYOSAYO
ねこせん
ねことも
ねこせん
上位10つのコイン以外の7日間平均ポイントを見てみると、29のうち4つのコインで5ポイント以上が見られ、他に7つのコインがネガティブ圏にいる反面、ポジティブ圏にはどのコインも見られなかった。
*分析方法:
オメニクスは、ニュース、ソーシャルメディア、テクニカル分析、話題のトレンド、コインのファンダメンタルズから独自のアルゴリズムに基づいて地合いを集約して「セントスコア」を算出することで、市場の地合いを測っている。
同社のウェブサイトでは、「オメニクスは人気のニュース記事と話題のソーシャルメディア投稿を、コンテンツのセンチメントも分析できる一体型のデータプラットフォームに集約している、そしてニュースとソーシャルメディアに由来する2つのセンチメント指標とテクニカル分析、コインのファンダメンタルズ、バズという3つの軸を組み合わせ、各コインの全体的な見通しを伝えるセントスコアを算出している」と説明している。同社は現在、39種類の暗号資産(仮想通貨)の格付けを行っている。