“これからの10年間は、様々な劇的変化が展開していくだろう” と予測するのは、カルダノ及びイーサリアムの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏。これらの変化は、レガシーシステムが崩壊、変換又は無くなる時に暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンを最前線へと押し上げるだろう。
ビットコイン誕生11周年日である1月3日にチャールズ氏がアップロードした ”なんでも聞いて(Ask-Me-Anything)” と題するセッション内で、自身にとって、暗号資産(仮想通貨)が国際金融の世界へと導いた目からうろこの入り口だったことを認識していること、そして政府機関などの公的態度や認識がいかに劇的に変化してきているかを詳しく述べている。
“世界の全ての中央銀行が暗号資産(仮想通貨)を認識しており、さらにいくつかの銀行は暗号資産(仮想通貨)でポジション取りさえも行っているのである。1つの技術が、中央組織的取り組み、中央組織的マーケティング無しでこのような非常に大きな世界的関連性を得たという事実は人類の歴史の中で今までかつて無かったことである。それ(暗号資産(仮想通貨))を制御する企業も存在せず、革命は始まったばかりなのだ。”
そして彼は、他の大規模な変化との融合への参入を期待している。大局的な視野で、彼が信じている主要な出来事が、今後10年間を形作っていくであろうと構想を立てているのだ。
【2020年代の予測】
- 人間の脳とコンピュータで通信を行う ”脳コンピュータ・インターフェース” 初めての機器が消費者へ実装される。
- 個人の宇宙旅行が開始される。
- バーチャル・リアリティー(VR)と拡張リアリティー(AR)が娯楽から本格的分野へシフトする。
- 携帯電話技術が次の段階へ入る。
- 電気自動車の市場が2倍又は4倍になる。
- 電気自動車のバッテリーが、1回のチャージで600から1,200マイル(965~1,930km)持つようになる。
- 自動運転自動車及び高度インフラが勢いを増す。
- 代替エネルギー源が急速に普及する。
- 量子テレポーテーション実験が進化する。
- 量子コンピュータが完全に主流な実現性に到達する。
- アフリカ諸国の1国若しくは数か国が、ブラジルや韓国などと同じ経済的重要性のある国として注目されるようになる。
- 世界を移動する際、衝撃を受けるような新しいパスポートや認識システムが導入される。
- データが商品として扱われ、規制の対象となる。
ホスキンソン氏によると、これらの技術は、全ての政府サービスに影響し、この10年間で、2008年の時のような経済崩壊が市場を揺るがせば、暗号資産(仮想通貨) は好機を得るということだ。
“私は、その ”好機”が、暗号資産(仮想通貨)が世界経済を引き継いでいく良い機会だと思っている。”
さらに、”メディアの組織変革も含めて、予測している全ての変化に立ち会うことができることを幸せに思う。” と発言している。
“私の見解としては、今後、従来の組織的メディアにとって最後の10年になると思っている。今後私達は、CNNやFoxニュース、ブルームバーグやウォールストリート・ジャーナルを見ることは少なくなっていき、特に2025年やその後はジョー・ローガン氏をより多く見ることになるだろう。そして我々の立ち位置がジャーナリズムのインセンティブを根本的に変えていくであろうと思う。我々は今後、コンテンツのキュレーティングに支払っていくという違う方法に変わっていくだろう。.”