仮想通貨市場は20日、ビットコインが底値割れし、47万円台まで暴落しました。時価総額上位の主要な仮想通貨も軒並み下落、一部には20%下落した通貨もあります。
仮想通貨の時価総額全体は17兆円を下回り、年初来の低水準となっています。
マーケットが弱気であったり、パニックとなっている時は、長期的にみれば投資の機会にもなります。
ただ更に価格が下落する可能性があるため、買いを入れるには下落が落ち着くのを待つ必要があるでしょう。
こんなに下がって大丈夫?
ビットコインの下落
・74%ほど
・2017年12月から現在
・240万円程度から48万円程度
ビットコインの歴史の中で、ピーク時から74%も下落したのは初めてではありません。
ビットコインがその高値から94%の下落や85%の下落など、これまでも大幅な急落を経験してきています。
94%の下落
・マウントゴックス事件
・6月から11月の5カ月間
・1BTC=1400円程度から1BTC=230円程度に
85%の下落
・ビットコイン市場は年の終りに過熱する傾向
・2013年後半に1200ドルを目指し、その後市場の衰退が長期間続く
・2013年12月~2015年1月
・122,000円程度から18,000円程度
(13年は1ドル102円、15年は1ドル120円として)
ビットコインの知名度が上がったため、今までの下落よりも世間の脚光を浴びる形となっています。
ビットコイン
チャートはこのようになっています。(引用元:coinmarketcap)
価格が調整局面にある時、どこでそれが終わるのかを予測するのは困難です。したがって、抵抗ラインを注意深く見る必要があります。
抵抗ライン
過去に大きく反発した価格を目安にするため、その価格付近を抵抗ラインと考えることが多いです。
ビットコインだと、以下の価格が注目されています。
- 4813ドル付近(約54万円)
- 4170ドル付近(約47万円)
- 3513ドル付近(約40万円)
- 3011ドル付近(約34万円)
現在、約54万円付近の抵抗ラインを下抜けてしまっているので、次のターゲットとなるのは、約47万円付近です。
この辺りで反発してほしいところですが、チャートでは約40万円の方が可能性が高そうに見えます。
イーサリアム
チャートはこのようになっています。(引用元:coinmarketcap)
イーサリアムの価格は19日朝までは2万円台で推移していたものの、午前9時過ぎから急落し、1万5000円台まで下落しています。
時価総額がリップルに抜かれ、第3位となってしまいました。
抵抗ライン
9月12日の安値以来、1年ぶりの安値になっています。
イーサリアム では、以下の価格が注目されています。
- 136ドル(約15,000円)
- 110ドル(約12,000円)
9月12日の安値167.32ドル(約18,700円)も約15,000円も下回ってしまっているので、次の抵抗ラインは約12,000円です。