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ブロックチェーンでマグロ製品を追跡できる?!

スイスの食品製造会社 グスタフ・ゲーリッヒ社が、イーサリアムのブロックチェーン技術を自社製品の追跡に利用すると、2018年11月28日に発表しました。

グスタフ・ゲーリッヒ社は、1923年に創業したスイス・チューリッヒ市に本社がある老舗企業です。

同社のツナ缶には近々QRコードが添付され、消費者はそれをスキャンすることで、製造日、マグロの種類、さらに捕獲した船に至るまでの情報を確認できるようになるという試みです。

これによってどのようなことが起こるのか?検証してみました。

 

① 安全な商品の供給

現在、私たちが購入した商品の本当の価値を確認できる方法はありません。
それはつまり、私たちが商品に支払う金額は、その製造における本当のコストを正確に反映していない状態であるといえます。

例えば、デパートで有名ブランドのファンデーションを購入したとします。
そのファンデーションの成分が本当に安全なものなのか、値段は商品に見合っているか、正確に把握できていますか?

「有名なブランドだから体に悪い成分は使っていないはず」
「このファンデーションはみんなが使っているから大丈夫」

これは消費者の信用から成り立っている流れと言えます。

ブロックチェーンには商品に関わる事業者や価格、日付、位置情報、品質、状態を始めとするサプライチェーンの管理に必要な情報を登録することができる技術があるのです!

サプライチェーンとは
原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、販売、配送までの製品の全体的な流れのこと。

ブロックチェーンによって使用されている製品や材料の追跡が簡単にできるようになり、品質や安全性の保証として役立てることができます。

グスタフ・ゲーリッヒ社のツナ缶でいうと、マグロがどのように捕獲されたのか、どのような環境で輸送されたのか、などの安全性を確認することができ、消費者はより良い商品を受け取ることができます。

 

② コスト削減

マグロを輸送する場合、物流業界ではほとんどの場合、原産地証明書、請求書、保険証書、船荷証券などなど、たくさんの書類が必要です。
こうした書類業務は輸送コスト全体の5分の1を占めると言われています。
ブロックチェーン技術を導入すると、輸送に関わる情報を安全に管理するだけでなく、輸送コスト削減にも繋がります。

また、ブロックチェーンの魅力の一つに、契約をプログラム化する「スマートコントラクト」と呼ばれる仕組みがあります。
この「スマートコントラクト」により、企業は自社の管理下で取引先との契約を自動化し、即時決済を実行することができます。

このように、人が介在する業務を完全に取り除くことによって、人件費の削減だけでなく、処理上のミスや情報の見落としを減らすことができ、様々な面でコストを削減することができると期待されています。

 

③ 強制労働の問題

人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチの報告によると、タイ漁業には、カンボジアやミャンマーからの移民労働者が多数働いており、雇用主から借金漬けにされ過酷な労働環境から逃げられなくする行為が蔓延しています。
また、給与も最低賃金を下回り、さらに期日通りに払われいことも常態化しています。
移民労働者には、タイ労働法が及ばないため、労働組合を結成する権利もありません。

もし彼らが国内外の機関に身元を登録することができれば、人身売買や強制労働のリスクを劇的に減らすことが可能です。
ブロックチェーンは、改ざん不可で分散化されたデータベースであり、ブロックチェーン上に仮想のIDを提供することで、強制労働の被害者を助けることができます。
つまり、仮想IDを利用して、人道組織と政府機関の両方で身元を証明することが可能になります。

すでにアメリカの国務省と、コカコーラ社などの複数の企業が協調し、世界中で今も存在する子供の強制労働(Forced labor)、いわゆる奴隷労働を撲滅しようという取り組みが始まっています。

 

まとめ

このように、ブロックチェーンは、世界中で起こっている様々な問題を解決できる革新的な技術です。
現在、私たちの生活に関わっている多くのデータは、中央集権型システムで管理されています。
それはすなわち、今後ブロックチェーン技術によって変化が起きるであろう分野です。

ねこたむ

今後わたしたちの生活にどんな影響があるのか、注目だにゃー!

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