スイスの大手銀行ジュリアス・ベアは、スイスの暗号資産(仮想通貨)バンキングSEBAと提携することを発表しました。
世界50か所以上の拠点を持つ
プライベートバンク大手で2016年は専業首位
ジュリアス・ベアの発表
ジュリアス・ベアは仮想通貨カストディや資産運用などのサービスを提供するSEMAに出資し、提携を結んだことを発表しました。
Julius Baer is pleased to announce the collaboration with SEBA Crypto AG to provide its clients with access to a range of new digital asset services. https://t.co/5ADODyL58s @WeAreSEBA
— Julius Baer (@juliusbaer) February 26, 2019
ジュリアス・ベアは、新しいデジタル資産サービスを顧客に提供するためにSEBAとのコラボレーションを発表することを嬉しく思います。
また、ジュリアス・ベアの理事Peter Gerlach氏は暗号資産(仮想通貨)についての見解を述べました。
ジュリアス・ベアでは、デジタル資産は投資家のポートフォリオの合法的で持続可能な資産クラスになると確信しています。私たちの顧客に先駆的な革新を提供するでしょう。
提携したSEBAについて
SEBAのプラットフォームを使うことで、ジュリアス・ベア銀行の顧客は、デジタル資産の保管、トレード、投資ができるようになるとのことです。
SEBAが提供しているサービス
- 暗号資産、又は法定通貨建ての口座向けビジネスローンなどのサービス
- 軍事レベルのセキュリティで暗号資産を保管するカストディサービス
- 暗号資産、又は法定通貨建ての口座向けの取引・流動性管理サービス
- 暗号資産、又は伝統的株式商品の資産管理サービス
- 暗号資産企業向けのサービス全般(ICOコンサル、トークンデザイン、リスク管理)
SEMAは昨年6月、スイスFINMAにライセンスの取得を申請しているため、認可されれば規制に準じた機関投資家向けのカストディ事業者誕生となる見込みです。
債権者、投資家、被保険者といった金融市場の顧客の保護と金融システムの保護を目的とする金融監督機関
SEBAのCEOであるGuidoBühlerは、次のように述べています。
ジュリアス・ベアの顧客は、SEBAプラットフォームを介して暗号資産(仮想通貨)に直接安全にアクセスできるため、この協力に非常に満足しています。
まとめ
スイスは以前から暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに関する規制において世界を牽引している国家です。
そのようなスイスで、しかも世界の富裕層を顧客とする銀行が参入を発表したことにより、更に暗号資産(仮想通貨)への関心が高まるのではないでしょうか。