大口の送金状況をブロックチェーンのデータから追跡する自動twitter「Whale Alert」によると、BittrexとUpbit間で大量のリップルとステラの送信が行われました。
UPbit
- 韓国を拠点にする仮想通貨取引所
- 取扱通貨は125種類
- 2018年2月時点では日本在住の人は利用できません。
Bittrex
- アメリカに拠点を置く仮想通貨取引所
- 取扱通貨は約200種類
- 取引手数料は一律0.25%
- 日本人も利用できますが、英語表記のみ
高額な複数回の送信
リップル
全ての取引が同額で行われていたことがわかっており、リップルの取引だけで1時間の間に1000万XRPの送信が50回、合計で1.59億ドル(176億円)に及びます。
9,999,999 #XRP (3,213,910 USD) transferred from #Bittrex to #UpBit
— Whale Alert (@whale_alert) February 27, 2019
This time it is XRP being moved. We are temporarily increasing the limit for XRP transactions shown to limit the spam.
— Whale Alert (@whale_alert) February 27, 2019
リップルが移動されています。我々は一時的にスパムを制限するために表示 XRP取引のための制限を増やしています。
ステラ
ステラに関しても同様にかなり多くの送信履歴であったため、バグなのではないかとのコメントが殺到しました。
しかしWhale Alertは「大量送信が行われているが、表示的なバグではない」と報告しています。
100,000,000 #TRX (2,444,135 USD) transferred from #Bitfinex to #Unconfirmed Exchange
— Whale Alert (@whale_alert) February 27, 2019
Someone is moving massive amounts of XLM, possibly to a cold wallet. This is not a bug.
— Whale Alert (@whale_alert) February 27, 2019
膨大な量のXLM を、おそらくコールドウォレットに移動しています。これはバグではありません。
どちらも返却
また、BittrexからUpbitにこれらの送信が行われたのち、UpbitからBittrexに戻す動きも確認されました。
30,000,000 #XRP (9,548,047 USD) transferred from #UpBit to #Bittrex
— Whale Alert (@whale_alert) February 27, 2019
返却された額を計算したところ、全額ではなく、約1億1千万XRPがUpbitに残されているようです。
50億XRPの送信手数料
「こんなに大量の送信、お高いんでしょ?」と思いませんか?
リップルは1回の送信につき、約0.004円程度しかかかりません。
トランザクション量によって変わる場合もありますが、かなり少額の手数料で済みます。
つまり、今回の『1000万XRPの送信が50回』の送信手数料は約0.02円です!
リップルの送信手数料については公式ページを参考にしています。
参考 XRP LEDGER
この手数料は、銀行の国際間での送金手数料より格段に安いことはもちろん、他の暗号資産(仮想通貨)と比較しても、かなりの安さです。
大量の送金を処理するユースケースにおいては、他の通貨とは比べ物にないパフォーマンスを提供します#XRPtheStandard #undisputed pic.twitter.com/5YAzvLTJBj
— Ripple (@Ripple) December 22, 2017
2017年12月時点では『0.0004ドル(約0.044円)』という記載があるので、そこから更に安くなったんですね✨✨