特にここ3ヶ月、好調な値動きとなっています。
世界最大の取引所といわれるBinance(バイナンス)の取引所トークンであるBNBは1月に600円台だったものが約2000円まで到達し、時価総額ランキングも7位まで上昇しました。
また、Huobiトークンも100円付近で停滞しておりましたが、直近1カ月ほどで290円まで上がりました。
価格や特徴を中心に有名どころをまとめます。
高騰で注目を集めている
呼び方は、取引所トークンの他にも、取引所コイン、取引所独自通貨など。
取引所コインを所持していると、取引所の手数料が安くなったり、配当金がもらえたりといったメリットがあります。
また、取引所の規模が大きくなるにつれて、価格上昇が期待できます。
こうした特徴から、取引所コインを購入する人は増えてきています。
各取引所コインの価格や特徴
その前に、出てくる用語を先に1つ紹介します。
供給量が減るため希少性が増し、価格が上昇しやすくなる。
Binance(バイナンス)
設立から半年で登録者数は600万人を超え、世界一といわれるほどの大手取引所です。
通貨名称:BNB
発行枚数:約2億枚
最大騰貴:245倍
バイナンスが発行するBNBの一番の魅力は、取引手数料が半分になること。
四半期ごとに利益の一部を利用し、買い戻しという形でバーンを決行する方針です。
直近3ヶ月のチャート
0.1ドル(約11円)でICOがスタートしました。
24ドル(約2700円)の値をつけた後、一度価格が下がったものの再び高騰し、現在は18ドル(約2,000円)です。
Huobi(フォビ)
中国の三大取引所の1つといわれ、知名度も抜群です。
取引高で常に上位にランキングされる大手取引所で、シンガポール、アメリカ、日本、韓国、香港に拠点を持っています。
通貨名称:HT
発行枚数:約5億枚
最大騰貴:5.9倍
フォビが発行するHTの特徴は、保有量に応じて取引手数料が段階的に割引されること。
バーンは四半期に一度行われます。
直近3ヶ月のチャート
HuobiトークンはICOは行われず、2018年2月1日に1ドル(約110円)で取引が解禁されました。取引開始から1時間後には2倍の価値となるほどの人気でした。
その後、5.9ドル(約650円)まで上昇、1ドル(約110円)ほどで停滞、現在は2.7ドル(約290円)です。
Fcoin(エフコイン)
Huobiの元CTOが創設したことで有名な取引所です。
各国の大手投資会社が出資していることと、取引手数料を分配するシステムを先駆けて導入したことで注目を集めています。
通貨名称:FT
発行枚数:約100億枚
最大騰貴:12倍
エフコインが発行するFTトークンの特徴は、取引所の利益の80%を配当金としてもらえること。
取引手数料の割引はありませんが、支払った取引手数料の50%がFTトークンで還元されるので、実質半額になります。※還元は打ち切られており、取引手数料は0.1%です。
総発行枚数の半分の50億枚をバーンします。
直近3ヶ月のチャート
2018年5月30日に0.1ドル(約11円)で取引が開始され、6月12日に1.2ドル(約132円)をつけました。
その後、下落し12月に0.012ドル(約1円)まで下がるも、2月頃から徐々に値を上げ、現在は0.1ドル(約11円)付近で取引されています。
Bibox(ビーボックス)
Biboxは2017年11月に設立された取引所で、OKExとHuobiの創業メンバーがいることで有名です。
急速に取引量を拡大し、取引所ランキング上位になっています。
通貨名称:BIX
発行枚数:2億7000万枚
最大騰貴:7.2倍
ビーボックスが発行するBIXの特徴は、毎週金曜日にBiboxの取引手数料の45%~67.5%がBIXの保有量に応じて分配されます。
取引手数料の割引は、初年は50%オフ、2年目は25%オフ、3年目は12.5%オフと徐々に減りますが5年目まで割引となります。
バーンは四半期ごとに、Biboxのあげた純利益の25%を使って行われます。
直近3ヶ月のチャート
Biboxのチャートは過去に遡って表示できないので、上場時の価格は不明。
CoinMarketCapで確認できる一番古い価格は0.5ドル(約55円)で、3.7ドル(約400円)まで高騰し、その後は下落と騰貴を繰り返したのち0.12ドル(約13円)で停滞、3月から上昇傾向にあります。
まとめ
手数料が安くなったり配当金がもらえたりとかなりお得です。
売却益と配当による利益の両方を享受できる案件は、多くはありませんので投資をしておくのも面白いと思います。
一方、取引所取引所が停止・閉鎖するリスクがあり、その場合、預けていた暗号資産(仮想通貨)が取り出せなくなる可能性があります。