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アバランチはイーサリアムやソラナと同じように、分散型アプリを開発できるブロックチェーンプラットフォームです。有名な企業と提携したり、ゲーム業界で採用されるなど注目されるようになって、現在暗号資産時価総額ランキングで12位まで上がってきました。有名な投資会社などからも出資され開発が進み、イーサリアムキラーの一つともいわれています。そんな期待の大きいアバランチ(AVAX)とはどんな暗号資産なのか、特徴などわかりやすく解説します。
アバランチの基礎知識
開発者:アメリカのコーネル大学の准教授だったEmin Gun Sirer氏を中心としたチーム
発行枚数:7億2000万枚
上場時期:2020年9月
基軸通貨:AVAX
処理速度:4500件/秒
コンセンサスアルゴリズム:アバランチコンセンサス、Pos
アバランチ公式サイト:https://www.avax.network/
コイニャン
開発目的
DApps(ブロックチェーンで作るゲーム、Defi、NFTなどのサービス)を構築するための、誰でも使えるプラットフォームを目指しています。
DApps(ダップス)とは
Decentralized =分散型 Application=アプリの略語で、分散型アプリケーションのことです。
Google Play Store やApple Storeのようなアプリケーションのプラットフォームは、Google やAppleのような管理者がいて、アプリを運営する企業にデータが集められるので中央集権的ですが、DAppsは分散型で管理者がいないので、取引も透明化され、中央管理者の思惑に左右されない仕組みでできています。
アバランチの特徴
- サブネットが作れることで用途に合わせたカスタマイズが可能
- 独自のアルゴリズムを採用し、安全性と早い処理速度と安い手数料を実現
- 役割の異なる3つのチェーンからなっている
- 異なるブロックチェーンの相互運用性に優れている
サブネットが作れることで用途に合わせたカスタマイズが可能
アバランチでは誰でも「サブネットSubnet」と呼ばれるネットワークを構築し、そのネットワーク内でブロックチェーンを作成できます。サブネット内のブロックチェーンは、プライベート型またはパブリック型のどちらでも可能で、用途に合わせてカスタマイズできます。
サブネット作成者は、規制を守れるよう「KYCプロセスを経た人のみ参加可能」、「日本居住者のみ参加可能」など、サブネット内の参加者を制限することもできますし、反対にオープンなサブネットを作成することもできます。カスタム性が豊富でサービスを始めたい企業や開発者にとって魅力的なものとなっています。
サブネット同士には相互運用性があり、資産を自由に移動させることが可能なので金融系のアプリケーションで利用されることも多くなっています。
独自のコンセンサスアルゴリズムを採用し、安全性と早い処理速度と安い手数料を実現
アバランチコンセンサスという独自のアルゴリズムを採用しています。これが速い処理速度や安い手数料や分散性を可能にしています。
コンセンサスアルゴリズムとは
ブロックチェーン取引などの情報を記録する(新しいブロックを生成する)際に必要となる、合意形成のためのプログラムに組み込んだ計算手順や処理方法のことです。ビットコインなどで採用しているのはPow、イーサリアム、ソラナなどで採用しているのはPos。
コンピュータ科学の歴史には長年、「クラシカルコンセンサス」、およびビットコインに使用されている「ナカモトコンセンサス」と呼ばれる、二種類のコンセンサスアルゴリズムしか存在していませんでした。
アバランチコンセンサスは、スピード、エネルギー効率の良さが特徴的なクラシカル・コンセンサスと、拡張性、オープン性、分散性、セキュリティの高さが特徴的なナカモト・コンセンサスのいいとこ取りをした、ハイブリッド型アルゴリズムです。
この独自のコンセンサスを採用することで、1秒間で4500件処理することができ、拡張性もあるので手数料も安く、セキュリティーも高いという素晴らしい特徴を持っているので、イーサリアムキラーのひとつといわれています。
コイにゃん
イーサリアムとソラナについてのはこちらの記事を読んでみてください!
今注目のイーサリアムとソラナ比べてみたよ!初心者さんにもわかりやすく解説役割の異なる3つのチェーンからなっている
アバランチは、「プライマリーネットワーク」と呼ばれる「Xチェーン」「Cチェーン」「Pチェーン」の3種類の異なるブロックチェーンからなっています。それぞれが異なる役割を分担することで、取引の処理が混雑しないように工夫されています。
一般的なブロックチェーンでは一つのチェーンにまとめられている機能を分割して処理をしていますが、アバランチでは3つのチェーンのそれぞれの機能に特化したアルゴリズムを各ブロックチェーンで採用することにより、効率的に稼働できます。
3つのチェーン全てで「AVAX」がネイティブ通貨として流通していて、この3つのチェーン間で自由に動かすことができます。
X-chain(Exchange chain)資産の作成
デジタルスマートアセット(株式や債券など現実社会の資産をデジタル上で表現したもの)の作成やトレードに特化しています。スマートコントラクトには対応していません。
C-chain (contract chain) DAppsの構築
EVM(イーサリアムブロックチェーン上のスマートコントラクトの実行環境)実装のチェーンで、DAppsの構築にこのチェーンを利用します。
P-chain (Platform chain ) データの保存
データを記録するチェーンです。サブネットの管理はこのチェーンで行われます
異なるブロックチェーンの相互運用性に優れている
アバランチは他のブロックチェーンとの相互運用性も有しています。
EVM(イーサリアムブロックチェーン上のスマートコントラクトの実行環境)がアバランチ上にあるため、イーサリアム上のDAppsをそのままアバランチへ移植できるだけでなく、ブリッジ機能を使ってイーサリアム基盤上のトークンとの相互移動が可能です。イーサリアムと同じ仕組みで作られているので互換性があります。
現在、イーサリアム以外のブロックチェーンとのブリッジ機能についても、順次、開発が進められています。
ブリッジとは
異なる2 つのブロックチェーン間でデータを相互に転送するための技術
アバランチで作られているサービス
- Defi
- NFT
- 公共機関での採用
Defi(分散型金融)
処理速度が速くて、手数料が安いので金融分野で利用されています。
Trader joe:DEX(分散型取引所)。ステーキングなどの資産運用ができます。
Pangolin:アバランチ最大のDEX。AVAXやアバランチで作られた他のトークンも売買することができます。
Defiとは
DeFiとは、分散型や非中央集権型を意味する「Decentralized」と、金融を意味する「Finance」を組み合わせた造語で、ブロックチェーン上に構築された分散型金融のことです。
人が介入せず、スマートコントラクト(契約の自動執行)により稼働されていて、開発途上国で銀行口座を作れないなど、従来の経済の枠組みから除外された人も利用することができます。
NFT
Topps:NFTを売買できるプラットフォーム。メジャーリーグのNFTなどを扱っている
公共機関での採用
アバランチのサブネット技術を活用することで、特定のルールを組み込んだネットワークを作れるので。公共機関や企業、政府などで採用しやすくなっています。
実際の例
メキシコ、キンタナ・ロー州議会では、透明性を保証するために、立法に関する文書ののデジタル証明にアバランチを活用しています。全ての法案にQRコードが紐付けられ、スキャンするとその文書の正当性を検証できる仕組みです。
コイにゃん
アバランチで稼ぐ方法
- 買う
- 積み立てをする
- 海外取引所でステーキングなどで増やしていく
- Defiで運用する
アバランチが買える国内取引所
多様なサービスがあり、画面も見やすく初心者にお勧めCoincheck
操作しやすい画面と各種手数料が無料で使えるDMM Bitcoin
セキュリティーが高いと評価され、取り扱い通貨も多いbitbank
セキュリティーに定評があり1円から暗号資産が買えるbitFlyer
おすすめ海外取引所
日本語にも対応していて、取り扱いコインも豊富で、サービスも充実
まとめ
アバランチは独自のアルゴリズムを採用したことで、早くて、安く、しかもセキュリティーの高さも実現し、そしてサブネットを利用して、用途に合わせて自由にルールを決めてブロックチェーンを作ることができます。
またイーサリムとの互換性もあり、別のブロックチェーンどうしをつなぐこともできる点からもいろいろなプロジェクトが生み出されそうです。
実用性があり、大手の企業や政府とも提携したプロジェクトもありますので、今後もWeb3のインフラとして採用されていくのかもしれません。
ブロックチェーンが実社会で普通に取り入れられてる未来が近づいてきていますね~ アバランチはまだまだ開発途中ですので、これからも注目していきたいです。
今回の記事の内容の動画もありますので見てくださいね!