【テザー(Tether/USDT)】💰ってどんな暗号資産(仮想通貨)なの？法定通貨との違いは・・☝️

※この記事ではテザー(Tether/USDT)のことをテザーと称します。

テザーとは

管理・運営をTether Limited社が行っています。

新規発行は、ユーザーがTether Limited社にUSドルを入金し、それと同量のテザーをTether Limited社が発行することでのみ行われます。価格維持のため、テザーはTether Limited社による強い中央集権体制で運営されています。

単位は USDT。2019年12月16日時点でテザーの時価総額は4490億円に達し、それは暗号通貨として世界4位にあたります！

テザー(Tether/USDT)の仕組み

USドルに連動している

価値を担保しているとはいえ暗号資産なので、活発に売買が行われると、1USドル＝1USDTというわけではなく誤差が生じることがあります。2019年7月から直近3か月では+0.02USD～-0.04USD程度の誤差が生じています。

テザーのメリット

ブロックチェーンによる安全な仕組み

ブロックチェーンを使った分散型の管理をしているので、他の暗号資産同様に2重支払いやデータを改ざんなどのリスクはほとんどなく、安全な仕組みになっており、送金などの取引手数料も安いです。

価格が安定している

テザーは、USドルと2%ほどの乖離が生じることもありますが、他の暗号資産に比べるとかなり価格の変動が少ない通貨です。暴騰・暴落がおきにくく、不安定な相場では強い安心感があります。

取引所で基軸通貨として採用されている

価値の変化が少ないのでアメリカに本拠地を置く取引所ではテザーを基軸通貨として採用し、テザーと取引可能な通貨ペアを用意しているところが多くあります。

テザー(Tether/USDT)のデメリット

カウンターパーティーリスクがある

テザーは価格を固定するためにTether Limited社によって非常に強い中央集権体制で管理されています。
そのためハッキングや、社内での横領など信用が落ちると、大きく影響を受けます。倒産した場合にも、価値はなくなってしまったり、預けていた暗号資産が戻ってこないこともあります。

テザーの疑惑

Tether Limited社はこれまで数度に渡って数億ドル単位のテザーを新規発行していますが、これを裏付けるだけのUSドルを保有しているという事実に疑いがかかっています。また、これだけの額のテザーを実際に購入している人がいるのか？と疑う声も挙がっています。

テザー砲💣

Tether Limited社が取引所bitfinexを介し、テザーを新規発行したのちビットコイン(BTC)を買い付けて市場全体の価格を上昇させていることを通称テザー砲と言います。

⁉️2017年の9月頃からテザーでビットコインを大量に購入していくという動きが出てきました。
⁉️2017年11月にはわずか3週間程度で時価総額が2億米ドル以上（当時の日本円換算で220億円以上）も上昇しました。

と、Tether Limited社は名言しています。

こんなんあります！

Whale Alert(ホエールアラート)

暗号資産の大きなトランザクションが発生するとTwitterでお知らせしてくれるアカウントツールです。

https://twitter.com/whale_alert/status/1206601932321808384

まとめ

❗️テザーは、ステーブルコインで価格も安定していて、また法定通貨であるUSドルと連動した価値を持つペッグ通貨です。
多くの暗号資産取引所の基軸通貨として使われています。

❗️無担保で大量発行を行っているという疑惑や、暗号資産取引所の幹部が発行元であるTether Limited社の経営に関わっているという疑惑があります。

❗️暗号資産を一度、法定通貨に戻そうとすると、出金、振込手数料など、お金がかかってしまいがちですが、そこをテザーでカバーすれば、価格変動に悩まされることもなくなります。

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