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広がるSTOプラットフォーム
Overstock.com社によるSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)プラットフォーム「tZERO」が発表されました。
一般的に暗号資産(仮想通貨)の取引所といえば、法定通貨と暗号資産の交換または暗号資産同士の交換をする場所です。
しかしtZEROでは、株式・債券・金・不動産と紐付けたトークンを取引することが可能であり、暗号資産業界から非常に注目されています。
セキュリティ・トークン・オファリング(Security Token offerings)。
株式、債券、金、不動産などといった金融資産に価値が紐付けされているトークンをセキュリティトークンいいます。STOとは、それを使用した資金調達のことです。米SEC等のルールに準拠しているのが特徴です。
(金に紐付けられたトークンの所持は、金を所持していることと同等)
暗号資産業界で資金調達といえば、ICOが主流となっていました。しかし、法規制が整っていない点から、詐欺と本物の区別がつきづらく、プロジェクトの乱立による投資家の疲弊など、相場の冷え込みとともに弱気になってきています。
STOは国のルールに準拠しているため、今までのような詐欺的なプロジェクトは淘汰されていくと考えられています。
ねこせん
STO、革新的な4つのメリット
1.流動性と投資市場の拡大
例えば株の場合、証券取引所で決まった時間に取引を行うことが従来のルールでした。
しかし、株をトークン化し、暗号資産の取引所に上場することで、24時間365日世界中からアクセスが可能となります。それにより、今までにない層からの資金流入が見込まれ、株の発行元にとってもメリットとなります。
さらに、規制があいまいで投資家保護の観点から問題視されているICOとは異なり、法律に準拠しているSTOには機関投資家が参入するのでは!?との期待がもたれています。
2. 所有権の分割
1株に対してのオーナーは一人であるように、現在の金融資産は、誰かと分け合って持つことはできません。
しかし、金融資産をトークン化することで、資産を分け合うことが可能となります。
例えば、ビットコインは1億分の1(0.00000001BTC)というかなり小さい単位で分割することができます。つまり、1株を1億人のオーナーで所持しているということです。
小さい単位に分割することは、1単位あたりの価格を下げることとなり、投資家の心理的・経済的ハードルを下げ、新たな資産を築くための入り口となり得ます。
3. 自動化によるコスト削減
暗号資産の仕組みのひとつであるスマートコントラクト(契約の自動化)を活用することで、今まで莫大なコストをかけていた業務(配当や利息の支払い、所有権の移行など)を自動化・効率化し、コストを削減することができます。
これらはすべてブロックチェーン上に書き込まれるため、透明性の高い業務を可能とします。
4. 新しい資産の証券化
セキュリティトークンの性質を活用し、これまでにない全く新しいもの、例えば個人の時間やスキル、著作権などの権利が証券化されるかもしれません。
つまり、今まで価値が付けづらかったものに対し、正当な価値付けがされることになります。
はなこ
まとめ
セキュリティトークンは、新しい資産のかたちとしてより私たちを豊かにする可能性を秘めています。
現在はセキュリティトークンに対応している取引所は多くありませんが、世界最大級の暗号資産取引所バイナンスも、マルタ証券取引所と提携してセキュリティトークン取引所開設に向けて準備を進めています。
いずれこうした取引所で自分のスキルが売買され、価値付けされたらおもしろいですね!
こうしたセキュリティトークンの開発は、主にイーサリアムのプラットフォームで行われます。
イーサリアム応援隊のCOIN CATSとしては、とても楽しみな傾向です♪
※ ICOがダメ。絶対!というわけではなく、STOとの比較として今回は記載させていただきました。新しいプロジェクトを発足させるうえでICOは今後も重要な役割を果たすと考えています。