本ページはプロモーションを含みます。
10月22日、暗号資産(仮想通貨)ライトコイン(LTC)に匿名機能を追加するとの提案がライトコイン財団によってされました。
ねこせん
[Update on MimbleWimble & Litecoin]: @ecurrencyhodler, @DavidBurkett38, & @satoshilite have proposed a draft of two Litecoin Improvement Proposals to implement MimbleWimble through Extension Blocks.
LIP-0002 EB:https://t.co/u2ORFy6yfD
LIP-0003 MW:https://t.co/u2ORFy6yfD
— Litecoin Foundation (@LTCFoundation) October 22, 2019
ライトコイン財団が暗号資産LTCの匿名機能追加を提案!
ミンブルウィンブルの実装により、利用者のプライバシー保護やスケーラビリティの改善、ファンジビリティの確保を目指します。
こね子
はなこ
スケーラビリティ
ビットコインなどの暗号資産における処理速度のこと。コインによって一秒間に処理できる取引数は決まっていますが、それはクレジットカードなど従来の仕組みにはまだ及びません。
また、取引量が増えすぎると処理が追い付かなくなり、取引完了まで数分~数時間という長い時間が必要になります。
暗号資産やブロックチェーン技術を日常的に使うためには、この処理速度の問題(スケーラビリティ問題)を解決する必要があります。
ファンジビリティ
ファンジビリティとは「代替性」を意味します。
私が持っている1万円札とあの子が持っている1万円札。ピン札だろうが、折り目がついていようが、1万円という価値は変わらない。私とあの子の1万円札を交換してもその価値は同じであることを示します。
日本円と暗号資産の違い、それは、暗号資産はすべての取引が公開され、追跡可能であるという点にあります。
今財布に入っている1万円札が過去にどのような取引に使われたか私たちが知ることは難しいですよね。
しかし、暗号資産なら・・?
持っているコインがどういった経緯で自分の所に辿り着いたのか、その履歴を見ることができます。
もしかしたらこのコインは過去にハッキングで盗まれたコインである可能性もあるわけです。しかし・・・
例えば、「ハッキングされたコインの入金お断り」なんて取引所がいたら、そこに代替性(ファンジビリティ)はあると言えるでしょうか?
もし、このビットコインは過去にサトシ・ナカモトが持っていたコインだ!ということが証明されたら、どうでしょう。プレミアが付くと思いませんか?
今回のライトコインの提案は、ここにポイントがあります。
ミンブルウィンブルを実装し匿名機能を付けることで、これまでそのコインがどのような取引に使われてきたのか?それを分からなくします。
過去に悪いことに使われたコインであるとか、有名人が保有していたコインであるとか関係なく価値を平等に持ち、代替性(ファンジビリティ)を確保します。
ライトコインが目指すのは日常で使える決済通貨であり、お金の機能として代替性(ファンジビリティ)は重要である考えを示しました。
こね子
ねこたむ
猫ちゃんたちの言う通り!ですが、その透明性の高さはリスクでもあります。「誰が」という特定はなかなかできないにしても、「どこにいくら入っているか」は誰でも見ることができるからです。
8月、ライトコイン創設者であるチャーリー・リー氏は、暗号資産メディアコインテレグラフのインタビューの中で、以下のように述べました。
「ファンジビリティはビットコインやライトコインなど一部のマネーに欠けている特性の1つ。プライバシーとファンジビリティが次の戦場になる」
また、プライバシー保護のために取引履歴を公開しない場合、マネーロンダリングなどへの懸念から規制当局がどのような反応を示すのか、慎重に見極める必要があるとも話しました。
今回の発表はまだ提案の段階であり、ミンブルウィンブルがいつ実装されるかは未定。匿名機能を利用して取引するかどうかは、利用者による選択式になるようです。