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【ライトコイン(LTC)とは?】誕生秘話からライトコインのこれからをざっくり解説!

ライトコインは2011年に発行された、主要暗号資産(仮想通貨)の中ではビットコインの次に歴史が古いコインと言われています。

2017年のバブル期には年初400円台から年末約40,000円と100倍の爆上げをしています。

今年の8月に半減期を迎えることもあり、現在は価格が大きく上昇していますね。

 

ねこせん

今回は、そんなライトコインについての紹介にゃ

現在の価格

こちらは、リアルタイムの価格とチャートです。ライトコインは時価総額ランキングで常に上位一桁をキープしている超有名暗号資産です。


ライトコインとは?

概要

通貨単位 LTC
発行上限枚数 8400万枚
発行年月 2011年10月
開発者 チャーリー・リー
承認方式 POW

開発者のチャーリー・リー氏は元Googleエンジニアで、大手暗号資産取引所コインベースに勤めた経歴を持っています。

 

https://twitter.com/SatoshiLite/status/1089935081337085952

こちらは本人のTwitterアカウントです。見るとドラゴンボールに関する投稿が見受けられ、どうやらアニメ好きのご様子。

ライトコイン誕生秘話

ビットコインの知名度が上がり取引量が増加する一方で、処理が追い付かず着金までに数日かかってしまうなど、送金が遅延する事態が起こりました。

瞬時な取引ができることで人気だったビットコインは、こうした処理速度の問題(スケーラビリティ問題)に直面したのです。

そこで誕生したのがライトコインです。

ビットコインが10分かけていた処理をライトコインは2.5分、つまり4倍の速さでやってのけたのです。さらに、少額決済にも適すよう手数料を低く設定しました。

これは、ライトコインの理念である「商品の購入など日常的な買い物に使える」実用性の高いコインと言えるでしょう。

ただし、ビットコインを潰す!といった敵対したものではなく、ビットコインもライトコインも共存していこう、というのがチャーリー・リー氏の思想です。

ライトコインはビットコインの仕組みを元に開発され、ビットコインをサポートするコインだということで、ビットコインは金、ライトコインは銀と例えられています。

ライトコインの半減期

ライトコインにはビットコイン同様約4年に一回、半減期があります。

半減期とは?
マイニングによるマイナーの報酬額が半分になる時期のこと。これによりコインの供給量が減るため、価格が上がりやすい傾向にあります。

専門用語なしで解説!!初心者でもわかる!ビットコインのマイニングとは?

ライトコインの次の半減期は、2019年8月を予定しています。

それに伴い、2019年初めは1LTC=約3,300円だったものが、6月終わりには1LTC=約15,000円と半年で約5倍という高騰を見せています。

過去の様子を見てみよう

これから価格はどう動くのか?前回のライトコインの半減期(2015年8月26日)を参考にしてみましょう。

2015年1月~2016年1月

2015年6月頃までは200円前後を推移。6月半ば頃から上がり始め、7月前半に約800円まで上昇しピークを迎えています。そこからはガクンと下がり、半減期までは400~500円ほどを推移。そして半減期を迎えると価格は300円ほどで落ち着きました。

2018年6月~2019年6月

4月頃から価格が伸びています。もし、今回の半減期も同じような流れを見せるとしたら、既に年初から5倍の価格をつけているのでそろそろピークを迎える頃でしょうか。急落に注意したいところですね。(2019年6月27日)

ライトコインのこれから

ライトコインの誕生は古く、コミュニティが活発で根強い人気を博しています。暗号資産業界においてコミュニティが活発であることは重要で、実用化への大きな力となるでしょう。

ライトコインの実用化

6月には、ライトコイン財団(ライトコインの開発やサポートを手がける)が「BlockCard」という暗号資産のデビットカードをリリースすることを発表しました。

VISA対応のオンラインショップや実店舗で、ライトコインを使ってお買い物ができるようになります。

もともとの理念である「日常生活における暗号資産の普及」をかたちにしていますね。

 

ねこたむ

クレジットカードみたいに簡単に支払いが完了するんだって

ねこやん

なんてストレスフリー!!

金融商品として認められている

4月、スウェーデンの証券取引所でライトコインのETP(上場取引型金融商品)が誕生。証券取引所を介して機関投資家へのアプローチが可能となりました。

これは金融商品として正式に認められているもので、今後も金融派生商品(デリバティブ)として取扱いが増えていくことが考えられます。

国際的な活躍

年率200万%というハイパーインフレに陥っているベネズエラは、ビットコインとライトコインの国際送金サービスを提供しています。

これは、ベネズエラ国民の経済的救済と暗号資産の普及に貢献していると言えるでしょう。

取り扱い取引所

Binance、Houbi Global、OKEx など海外の主要取引所をはじめ多くの取引所で取り扱いがあります。

国内取引所においてもコインチェックやDMMビットコインなどで取り扱われており、取引に困ることはなさそうです。(2019年6月時点)

日本円でライトコイン(LTC)を買うなら

DMM Bitcoin

まとめ

今回はアルトコインの中でもっとも歴史が古いとされるライトコインについてご紹介しました。

開発者であるチャーリー・リー氏は、自分が儲けるために開発している訳ではない!と、保有していた自身のライトコインをすべて売り払ったという伝説を持っています。自身の言動でライトコインの価格を操作していると思われるのを嫌がったようですね。

ライトコインは、普段の買い物で使われるような身近なコインになるために、より高速・安全を目指して進化を重ねていく予定です。