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今回は、2015年3月に誕生した暗号資産(仮想通貨)のひとつであるネム(XEM)について、はじめての方でも分かるようにざっくり解説します!!
現在の価格
ネムは、何万もある暗号資産のうち常に30位以内をキープしている人気の通貨です。
ネムとは?
ネムは、2017年のバブル期・・価格が550倍になったことで話題となりました。
年初約0.4円→約225円に!!
ねこせん
ネムの概要
通貨単位 | XEM(ゼム) |
発行上限枚数 | 8,999,999,999 枚 |
発行年月 | 2015年3月 |
開発者 | utopianfuture |
承認方式 | POI |
公式サイト | https://nem.io/ |
ネムの誕生
ネムは「金銭的な自由、分散化、平等」を掲げ、2014年のビットコインフォーラムで初めて発表されました。
格差社会における不平等を解消し、新しいお金の流れ(経済圏)を作り出すプロジェクト。それがネムです。現在はネム財団が開発や運営に携わっています。
ねこせん
ネムが解決する課題
ビットコインがムーブメントを起こす一方で、ある問題に直面しました。それが、取引量増加による送金詰まりの問題(スケーラビリティ問題)とマイニング市場の偏りです。
それを解決するのがネムの仕組みです。
- 取引スピードが速い
- XEMはすべて発行済み
- マイニングがない
それではビットコインと比較しながらネムの特徴を見ていきましょう。
①取引スピードが速い
ビットコインが10分かけていた処理をネムはたったの1分で行います。つまり、ビットコインよりも10倍速く処理を完了させます。
こね子
②XEMはすべて発行済み
ビットコインをはじめ多くのコインはマイニングによって少しずつ総供給枚数が増えていきます。しかし、ネムはすでに全てのXEM(約90億枚)を発行済みです。つまり、枚数が限定されているという点でXEMの希少性は高いと言えます。
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こね子
③マイニングがない
ネムにはマイニングがありません。マイニングとは取引承認および通貨の新規発行で報酬を貰うことです。
ビットコインのマイニングはその仕組み上「早い者勝ち」であり、報酬を受け取ることができるのは高性能なコンピュータを大量に持てるお金持ちだけです。
個人がビットコインのマイニング報酬を得ようと思ったら相当難しいでしょう。
事実、マイニングの多くは今や国や大企業が担っています。
マイニングって何?詳しくはこちら
専門用語なしで解説!!初心者でもわかる!ビットコインのマイニングとは?しかし、これでは豊かになる人が限られてしまい、金銭的な自由、分散化、平等というネムの思想に反します。
そこでネムは取引承認方法に「POI(プルーフオブインポータンス)」を採用しました。
これは早い者勝ちではなく、より貢献した人が報酬を受け取ることができるという方法です。
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より多くの人にたくさん取引をしてもらうことがネムのネットワークを支えることになるわけですから、XEMをたくさん保有したり取引をしたりすることが貢献度を高めることに繋がります。
こうして貢献度を高めて報酬を貰うことを「ハーベスト」と言います。
マイニングマシンの購入や電気代といった費用を気にする必要がなく、個人でも参加しやすいのが特徴です。
ハーベストに参加するには?
ハーベストに参加するには、まずXEMを購入し専用のウォレット(Nano Wallet)に入金します。
このウォレットに入れておくと少しずつXEMが増えていく仕組みになっているので、最初に入金したXEMを除いた枚数(既得バランスと言います)が10,000XEM以上(だいたい5万円くらい。2019年9月時点)になったらハーベストに参加できるようになります。
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今後が期待される大型アップデート「カタパルト」
ネムは、2020年はじめに「カタパルト」と呼ばれる大型アップデートを予定しています。※延期の可能性あり
カタパルトで何が変わるのか?
アップデートで大きく変わるのは2点、処理速度とセキュリティの向上です。
簡単に解説します☝
処理速度の向上
以下は、主要通貨と比較した処理速度です。
ビットコイン(BTC) | 7件/秒 |
イーサリアム(ETH) | 15件/秒 |
リップル(XRP) | 1000件/秒 |
ネム(XEM) | 4000件/秒 |
※テスト段階につき、実際の処理速度はもう少し低い可能性があります。
ネムがとんでもない速さだということが分かりますね。これは、クレジットカードと同レベルの取引が可能ということです。
セキュリティの向上
マルチレベルマルチシグという、取引承認に複数の秘密鍵を使う方法を用いることでハッキングなどを防ぎ、セキュリティの向上を図ります。
イメージは、玄関のドアに鍵を1つ付けるのと3つ付けるの、どちらが安全でしょうか?ということですね。
秘密鍵について知る👇
仮想通貨(暗号資産)の秘密鍵と公開鍵を分かりやすく解説!新通貨の誕生
アップデートに伴い、「カタパルトトークン」という新しい通貨が誕生する予定です。
10月17日、国内暗号資産取引所Zaif(ザイフ)は、アップデート当日のXEM保有量に応じて利用者にカタパルトトークンを付与することを発表しました。(詳細は追って案内)
ネムの実用性
ネムは世界ではもちろん、日本人のファンも多く、決済として使えるお店がたくさんあります。
👉ネムマップ(NEM-MAP)というサイトでネム決済できるお店を確認できます!
また、個人情報流出などが度々ニュースになっていますが、プライベートな情報を取り扱うことの多い企業や組織が、処理速度が速くセキュリティも高い!!そんなネムのブロックチェーンを使うことで、情報を安全に管理できるようになるとの期待が持たれています。
取扱い取引所
Binance、Houbi Global、OKExなど海外の主要取引所をはじめ多くの取引所で取扱いがあります。
国内取引所においてもコインチェックやDMMビットコインなどで売買をすることができます。
まとめ
今回は暗号資産のひとつであるネム(XEM)についてざっくり解説をしました。
ネムの今後のポイントは、カタパルトです。本来2017年に実施されるはずが延期が続き、現在は2020年はじめを予定しています。
アップデートが完了すればネムの能力がアップし、より実用性が伴ったものになることでしょう。迫るカタパルトに向けて価格の上昇も見込まれるのではないでしょうか。
ちなみに、ネム(XEM)の取引履歴はこちらのサイトから確認することができます🐱✨
➡http://explorer.nemtool.com/#/