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【基礎知識】今さら聞けない『ステーブルコイン』とは?わかりやすく解説!
やっくん
コイにゃん
国内ステーブルコイン発行可能に!
https://coinpost.jp/?p=464215
やっくん
ステーブルコインを知ることは暗号資産の基礎知識を学ぶ事にもなります
今回のブログではステーブルコインとは何か?
ステーブルコインが解禁したことによって何が変わるのか?
コイにゃん
これまでルールのなかった
ステーブルコインについて
日本の法律の上で発行OKとなった
国内外の企業間決算は、約1000兆円規模です。
ステーブルコインでグローバルな取引の増加につながれば、国を問わず企業間の決済で活躍の幅が広がることに期待が持たれています。
ステーブルコインとは何でしょうか?
米ドルや金などの資産と連動するように
設計された暗号資産の一種
有名なステーブルコインの銘柄としてはUSDT・BUSD・USDCなどがあります
現在の暗号資産市場全体の時価総額は約160兆円です。(2023年6月コインマーケットキャップより)
その10%程の約17兆円をステーブルコインが占めています。
また、USDTは6月1に過去最高時価総額の832億ドル(約9兆円)に達しました。
暗号資産市場におけるステーブルコインの需要の高まりを表しています。
ステーブルコインの人気の秘密?
取引価格が安定することを目的
ビットコインやイーサリアムを日常の商売や買い物に利用する場合、価格の変動は問題となることがあります。
例えば、1000円分のビットコインを換金して商品を購入し、翌日にそのビットコインの価値が800円になってしまった場合、商売主や購入者は困惑するでしょう
価格変動の激しさがあるため、ビットコインの換金時の価値を保証することは難しいのです。
それに対してステーブルコインは価格がある程度一定に保たれるようにプログラムされています。
暗号資産でドル預金?
USDTは、暗号資産の中でも特別な存在で、ドルのような価値を持っています。
USDTは、1USDTが1ドルの価値を持つように設定されています。そのため、1USDTが2ドルになったり、0.5ドルになったりすることはありません。
この特性のおかげで、USDTは暗号資産の中でも安定していて、取引や送金に使われることが多いです。
ステーブルコインの使い方
✅ 暗号資産を通して為替取引ができる
✅ グローバルな送金に使える(手間と手数料が省ける)
✅ 取引の基軸通貨として利用される
✅ BTCなどが暴落の危機があるときは、USDTに変えて暴落から資産を守る
✅ 高利率でドルの運用が可能
例えば、USDTを使って他の国のお金と交換したり、世界中にお金を送ったりすることができます。
また、ビットコインなどの暗号資産の価格が急に下がる時に、USDTに変えて資産を守ることもできます。USDTは価格が安定しているので、一時的にお金を守るために使えます
USDTは、高利率でドルの運用が可能な暗号資産であり、一般的な投資手段では考えづらい年利10%などの商品があり効率的な投資方法として人気を集めています。
ドル以外にもあるの?
ステーブルコインはドルのものだけではない
ユーロや金といった通貨や資産の価値と連動するように作られた
ステーブルコインもある
ジパングコイン(ZGP)は、三井物産デジタルコモディティーズが発行する金(ゴールド)のステーブルコインです
このステーブルコインは、DMMBitcoinで購入することができますよ! 参考 ジパングコインはこちらでDMMBitcoin
公式サイトでは、将来的にジパングコインと現物の金を交換することも可能になる予定と記載されています。
ジパングコインを通じて、暗号資産として金への投資ができます。
詳細は公式サイトをご覧ください。
このようにステーブルコインには様々な使い道があり、需要が高まっているということがわかります。
ステーブルコインの発行の種類は3つ
✅法定通貨担保型(USDT・USDCなど)
✅暗号資産担保型(DAI・HAYなど)
✅アルゴリズム(無担保)型(UST・USDDなど)
法定通貨担保型(会社・銀行など)
法定通貨担保型ステーブルコインはUSDTやUSDCなどが該当します
こちらの特徴は基本的に会社が発行しています
例えば
ユーザーが 1ドルをTether Limited社(テザー)に預けます。そうすると1USDTを受け取れるというような仕組みです。つまり預けている資産と供給しているUSDTの価値が1対1に なるようにしているということです。
コイにゃん
デメリット
USDTは、Tether Limited社が顧客から預かっているドルを持っているかどうか?
不正に利用していないかどうか?
発行会社の信頼性が重要になってきます。
暗号資産担保型
暗号資産担保型ステーブルコインは、DAIやHAYが有名です
こちらは法定通貨担保型と同じような仕組みになっています
担保がドルなどの法定通貨ではなく、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を担保にして発行されるステーブルコインのことです。
デメリット
担保となる暗号資産自体に価格変動があります。
その暗号資産の価値が下落するとステーブルコインとしての価値が下がる可能性があります。
アルゴリズム型
アルゴリズム型ステーブルコインは、USTやUSDDなどが該当しています。
上記2つのように担保となるような通貨はなく、全てプログラムによって価格が一定になるように調整されています
デメリット
そのプログラムの異常や弱いポイントがあった場合はこのアルゴリズム型ステーブルコインの価値が下がってしまう可能性があります。
担保するような通貨がないことから無担保型とも言われています。 コイにゃん
やっくん
今回の解禁はどの発行方法?
コイにゃん
発行者は銀行や資金移動業者や信託会社などに限定されていますので、資産を保全する責任は発行者にあります
簡単に言うと1円分のステーブルコインを発行するには1円が、100億円分のステーブルコインを発行するには100億円のお金が必要になります。
コイにゃん
大手の銀行も準備しています
例えば、『MUFG(三菱UFJ銀行)』は 『データチェーン』や『TOKI』といった企業と連携してステーブルコイン発行に向けて動いています。
2023年3月には『四国銀行』と『東京きらぼしフィナンシャルグループ』と『みんなの銀行』が共同でステーブルコイン発行の実証実験に取り組むことを発表しています。
その他にも多くの地方銀行がステーブルコインの発行を検討しているとされています。
今後地域密着型のステーブルコインという役割も出てきそうです。
銀行発行だけなの?
ステーブルコインは銀行発行のものだけではなく、JPYCというコインもあります。
年内を目処に資金移動業者への登録を行い、正式にステーブルコインとしての運営を進めていく
こちらは1JYPCが1円となるように作られている日本円のステーブルコインとなります
ただし現在は暗号資産という扱いにはなっていません。
プリペイド型ということで銀行振り込みやクレジットカードなどでJPYCを購入します。
プリペイドにチャージして使う事ができます。
今年2023年を目処に資金移動業者への登録を行って正式にステーブルコインとしての運営を進めていくと発表しています。
同じ資金移動業者にはPAYPAYやLINE Payなどもいますのでこうした企業もステーブルコインを発行してくるかもしれません。
日本でUSDTはどうなる?
ステーブルコインが解禁したという事で、USDTなどすでに主流となっているステーブルコインが日本の取引所に上場する可能性はあるのでしょうか?
→しばらくは厳しいかも??
海外発行のステーブルコイン
発行者ではなく流通業者が資産を保全する義務がある
USDTなどの取り扱いが可能になったとしても
取引業者が資産保全する必要がある
なぜか?
USDTは海外のテザー社で発行されていますが、発行会社とは別の、取引所なら取引所が顧客資産を守る必要があるということです。
投資家を保護する観点から見ると良いことですが、USDTを使うために資金を用意する必要があるため、すぐの上場は難しいかもしれませんね。 コイにゃん
ステーブルコインが解禁されたことによって
日本の暗号資産やWeb3の促進
そしてボーダーレスなビジネスがより拡大
していくことに期待したい!
ステーブルコインとCBDC? <中級者向け>
Central Bank Digital Currency (中央銀行デジタル通貨)
ステーブルコインとの大きな違いは発行元
ステーブルコイン・・・・組織や企業
CBCD(デジタル円)・・・国
ステーブルコインは組織や一企業が発行するものですが、CBDCを発行するのは国です。
日本銀行が発行しているお札の銀行券そのものがデジタルになるイメージ です。 やっくん
あえて例えると
ステーブルコインは楽天ポイントやLINEポイントのイメージです。
ポイントを使って価値のあるものと交換できますが現金ではありません。
CBDCは現金そのものです。
ニュアンスとしては少し異なりますが、本質的な部分で言うとそれくらい異なるものなんだなと言うふうに知っていただけたらOKです。
まとめ
今回はステーブルコインが日本で解禁という ニュースから、ステーブルコインの基礎知識、利用目的、CBDCとの違いまでを解説しました。
専門的な解説もありましたので、ぜひ読み込んでいただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。