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今回は暗号資産(仮想通貨)のウォレットについて解説します!
最近、取引所のハッキングにより資産が流出した場合でも顧客資産は補償されるケースが増えてきたこともあり、取引所に保管しておいた方が安全という考え方が出てきました。
それも一理ありますが、ハッキングに遭ってしまうと、思うように資産を動かせなかったり、補償方法によっては損してしまうこともあるので、ウォレットへ保管することをおすすめしています。
今回は、ウォレットについての基礎基本や目的別の選び方をお伝えします。
自分の資産は自分で守るようにしましょう!!
仮想通貨(暗号資産)のウォレットとは?
仮想通貨はインターネット上の通貨です。普段使っている銀行口座やお財布の中にしまっておくことはできません。そこで使用するのが、仮想通貨専用のお財布であるウォレットです。
注意したいのは、ウォレットによって扱える通貨の種類が限られていることです。ビットコインしか保管できないものもあれば、数種類の通貨を保管できるものもあります。保管したい通貨が対応しているかどうか事前に調べておきましょう。
ウォレットでできること
- 保管
取引所などからウォレットに送金することで、保管しておくことができます。 - 送金
取引所や個人宛へ送金することができます。 - 決済
仮想通貨決済を導入しているお店では、ウォレットから通貨を送信することで決済をすることができます。
あなたの目的は?目的別ウォレット解説
ウォレットを選ぶ基準として大事なのが、どういった目的で保有したコインか?という点です。
例えば・・・
- トレードがしたい
- ちょっと試しに買ってみた
- 個人間同士の送金や決済をしたい
- エアドロップしたコインを保管したい
- 中長期間保有しておきたい(しばらく使用する予定がない) など
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ねこせん
ウォレットの種類
まず、ウォレットには大きく分けて2つタイプがあります。
仮想通貨取引所が保管している資産が悪意のあるユーザーに盗まれてしまうことです。
2014年には当時最大手の取引所で、そして2018年には大手の国内取引所でハッキングによる盗難事件が起こりました。これらは、ホットウォレットに資産を保管していたことが主な原因とされています。
仮想通貨には発行元や管理する組織が存在しません。それゆえに誰か責任を取ってくれるはずもなく、全てが自己責任です。
私たちが大事な資産を守るためには何ができるでしょうか?それが、ウォレットへの保管です。
4つのタイプのウォレット
- ウェブウォレット
- ソフトウェアウォレット
- ハードウォレット
- ペーパーウォレット
頻繁にトレードする人はこれ!ウェブウォレット
IDやパスワードでログインして使用するタイプのウォレットです。取引所のウォレットがこれにあたります。取引所にウォレットを作った覚えなんてないぞ・・・?と思われる方がいるかもしれませんが、取引所にお金を預けている状態のことです。
国内の取引所の場合、開設するには個人情報や本人確認が必要となり、使えるようになるまで1~2週間ほどかかる場合もあります。(海外は本人確認不要の取引所が多い)
メリット
- 取引したいときにすぐにできる
- 端末が壊れても支障はない
- IDとパスワードがあればどこからでもアクセスできる
- 万が一パスワードなどを忘れた場合でも、取引所に問い合わせることができる
デメリット
- 取引所破綻や盗難のリスクがある
- 取引所のメンテナンスなどによりアクセスできないタイミングがある
- IDとパスワードが第三者に漏れると資産を抜かれる可能性がある
注意点
ウェブウォレットの一番のリスクはやはり取引所へのハッキングです。取引所も預かっている資産を守るために強固なセキュリティを実施しています。しかし、わずかな隙をつかれてしまう可能性はゼロではないのです。
これはインターネットに接続されている以上、仕方がないことなのかもしれません。
盗難後、被害額が補償されたケースはありますが、もし仮に私たちの資産が盗難されてしまった場合、どうなるかはわかりません。
そういったリスクを回避するために、2段階認証を設定することをお勧めします。
パスワードにプラスして本人確認をするための手段です。SMSや専用アプリを使用します。取引所では2段階認証を推奨しています。
ねこせん
利便性も安全性も兼ね備えたバランス型!ソフトウェアウォレット
- ちょっと試しに買ってみた
- 個人間同士の送金や決済をしたい
- エアドロップしたコインを保管したい
パソコンやスマホといった端末にソフトをダウンロードして使用するタイプのウォレットです。他にクライアントウォレット、ローカルウォレットといった呼び方があります。
会員登録や本人確認は不要で、すぐに使用することができます。取引所などの特定の組織に依存せず、自分で資産を管理できるのが特徴です。
利便性も安全性も兼ね備えたバランスの良いタイプのウォレットで、多くの人が利用しています。
メリット
- ダウンロードした端末からいつでもすぐに使える(IDやパスワードが不要)
- 取引所破綻に影響されない
デメリット
- ダウンロードした端末でしか使用できない
- 端末の紛失や機種変更には注意(ウォレットの復元方法を事前に確認しておいてください!)
- インターネットに接続されているため、ハッキングの可能性がある(ウェブウォレットよりは低い)
取引をしたい場合は、ウォレットから取引所へ通貨を送信する作業が必要になります。
あまりトレードをしない方や、試しに買ってみたけどこれからどうしたら良いか分からないという方は、ソフトウェアウォレットへの保管がオススメです。
注意点
パスフレーズ(バックアップキー)を保管しましょう!
パスフレーズとは、12個または24個の単語からなるパスワードのことです。バックアップキーとも言います。端末の紛失や機種変更でウォレットを復元する際に必要となります。
もし、ウォレットを復元したいけどパスフレーズがわからない・・・という場合は、残念ながら諦めるしかありません。
全ての情報はダウンロードした端末に保存されており、ウォレットの開発元はユーザーの情報を一切把握していません。
もし資産を失くしたくなければ、パスフレーズを自分にしかわからないところに保管し、絶対に他人に教えないようにしてください。
ねこせん
ガチホならこれ!ハードウェアウォレット or ペーパーウォレット
- 長期保有目的(しばらく使用する予定がない)
- とにかく安全に保管したい
このふたつはインターネットに接続されていない、コールドウォレットに分類されます。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを以下に記します。(ガチホ=ガチホールド、長期保管)
ハードウェアウォレット
パソコンに接続してUSBのような専用の機器に保管する方法です。仮想通貨を物理的に管理することができるため、安心感があるかもしれません。
ハードウェアウォレットの購入は販売元から直接行ってください。それ以外での購入は、ハードウェアウォレット自体に細工やウイルスが仕込まれている可能性が考えられるためオススメできません。
メリット
- ハッキングリスクがない
- 取引所破綻に影響されない
デメリット
- 購入資金1~2万円が必要
- 機器を紛失したら再度買う必要がある
注意点
ハードウェアウォレットは、PINコードと、リカバリーフレーズと呼ばれる24個の単語で管理します。
ウォレットへのアクセスや通貨を送金する際にPINコードを使用します。
もしハードウェアウォレットを紛失・破損してしまった場合、機器を再び購入する必要がありますが、リカバリーフレーズさえ覚えていれば、復元することが可能です。反対に、これを覚えていないと資産を喪失することになりますので、くれぐれもご注意ください。
ペーパーウォレット
名前の通り、お札のような紙媒体で保管する方法です。物理的に管理できるため、安心感があるかもしれません。「ビットコイン ペーパーウォレット」などと検索したらペーパーウォレットの作成サイトが見つかります。
これはビットコインのペーパーウォレットです。他の通貨でペーパーウォレットを作成したい場合は、「イーサリアム ペーパーウォレット」などと調べると良いでしょう。
メリット
- ハッキングリスクがない
- 取引所破綻に影響されない
デメリット
- 火気や湿気に弱い(紛失したら復元はできません!)
注意点
ペーパーウォレットで一番注意すべきは、保管方法です。紙1枚で資産を管理していますので、紛失や火事、第三者に拾われるなどがないように気を付けましょう。ペーパーウォレットをラミネート加工して金庫に預けるのもいいかもしれませんね。
ねこせん
それぞれのウォレットの特徴はわかりましたか?
使用するウォレットにもよるため一概には言えませんが、大きくまとめると以下の通りです。
ここでいう利便性は通貨の移動のしやすさ、安全性はハッキングに対しての評価です。
重要なのは、実際に使用する前にそれぞれの特徴やリスクを知って、信頼できる(ユーザー数が多いなど)ウォレットを自分自身で選択することです。
資産を守る”秘密鍵”について
ここまで、ウォレットの基本や特徴について述べましたが、仮想通貨を始めるにあたり共通して知っておいて欲しいことがあります。
それは、秘密鍵(プライベートキー)は絶対に人に教えないこと!です。
秘密鍵とは、銀行口座でいう暗証番号のようなものです。数十桁の英数字から成り、ウォレットひとつひとつにランダムに割り振られています。
暗証番号は家族であってもなかなか教えるものではありませんよね?秘密鍵も同様です。もし求められることがあれば一旦手を止めて、仮想通貨の知識がある人に相談しましょう!
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まとめ
仮想通貨を扱うために、ウォレットは切り離せない存在です。
使用する前にこういった記事を読み返したり、取引所やウォレット開発元の案内をしっかりと確認しておきましょう。
とは言っても使ってみないと分からない部分も多いので、最初はお金を入れずに触ってみたり、少額の通貨の送信を試したりするのもいいかもしれませんね。